令和7年第4回(12月) 定例会・審議結果
- n42yuta930
- 2025年12月23日
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令和7年12月11日(木)に令和7年12月定例会が閉会しました。 最終日に追加議案も提出され、町長提出議案は14件(11日に議決を行った)となりました。それらの議決と1件の請願の採決を行いました。(初日議決をしたものは7議案です。総議案数は21議案となります。) 議会での審議は「可否」を決めることがだけが目的ではないと考えております。町民の生活に与える影響、公平性、説明責任が十分かを確認し、必要があれば立ち止まることも、議員の重要な役割だと考えています。

この定例会では、第63号議案及び第64号議案について反対の立場を取りました。 その理由の一つは、自らが自分たちの報酬を決定するという制度構造そのものに対し、議員にはより一層の慎重さが求められると考えるからです。
議員は住民の負託を受け、行政を監視し、町民全体の利益を第一に判断すべき立場にあります。その議員自身の処遇を、最終的に自らの議決で引き上げることについては、たとえ制度上可能であっても、町民感情や公平性の観点から極めて高い説明責任が伴います。
加えて、現在の社会情勢を見れば、多くの住民の皆さまが物価高騰や社会保険料の負担増に直面し、実質的な手取り収入が増えているとは言い難い状況にあります。
その中で、議員報酬のみが先行して引き上げられることが、町民の理解と納得を得られるのかについて、私は疑問を拭えませんでした。私は、一般企業に勤めながら議員を務めさせていただいております。日々の仕事を通じ、賃金や手取りの伸び悩み、物価上昇による生活への影響を身近に感じる立場にあるからこそ、町民の皆さまにより近い感覚で判断すべきだと考えています。その視点に立てば、今回の報酬改正には、なお慎重な対応が必要であるとの結論に至りました。

議員報酬の在り方は、議会の活動量や責任の重さだけでなく、町の財政状況、住民生活の実態、そして何より町民との信頼関係を総合的に踏まえて判断されるべきものです。今回の改正は、その前提となる町民への十分な説明や共通認識の醸成が、なお不十分であると判断しました。以上の理由から反対いたしました。 今後も、議員としての立場に甘えることなく、常に町民の目線に立ち、負託に応える判断を積み重ねていきたいと考えています。
また、第73号議案「公の施設の指定管理者の指定について(伊奈町総合センター)」について、賛成の立場を取りました。(賛成討論を行いました。) 本議案は、伊奈町総合センターという多世代が利用する重要な公共施設を、今後5年間どのような体制で運営するかを決定するものであり、議会として慎重な判断が求められる案件です。審査の結果、今回の指定管理者選定は、手続・内容ともに適正であると判断しました。指定管理料については、過去の実績や人件費・物価上昇などを踏まえ、町が責任をもって上限額を積算しており、単なる前回踏襲ではない点を評価しています。
また、既存事業者2者による安定した運営実績に加え、新たに伊奈町商工会が参画することで、地域との連携強化や地域経済との接点拡大が期待できます。
商工会の役割や責任範囲は制度上明確に整理されており、公金の重複支出や会計の不透明化が生じない仕組みであることも確認しました。さらに、会計管理は代表団体に一元化され、議会による監査・チェック機能が損なわれない点も重要な判断材料です。選定手続についても、外部委員を含む選定委員会で審査が行われており、公平性・透明性は確保されています。
以上を総合的に勘案し、本議案は町民サービスの安定と施設価値の向上につながるものと判断しました。
●審議結果 ①第63号議案 議会の議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例 →賛成多数で可決 議会議員の期末手当の支給率を段階的に改定するため、条例の一部を改正するもの。(0.05月分引き上げる) ②第64号議案 町長及び副町長の給与等に関する条例及び教育委員会教育長の給与等に関する条例の 一部を改正する条例 →賛成多数で可決 町長・副町長・教育長の期末手当の支給率を見直す条例改正するもの。(0.05月分引き上げる) ③第65号議案 伊奈町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 →全会一致で可決 伊奈町職員の給与を、国(人事院)や県人事委員会の勧告に基づいて見直す条例改正するもの。(一般職員の給与水準を公的勧告に合わせて改定する内容) ④第66号議案 令和7年度伊奈町一般会計補正予算(第8号)→全会一致で可決 令和7年度伊奈町一般会計に、約9億円(8,986万8千円)の増額補正を行うもの。(福祉を中心に、国・県財源や寄附金を活用して必要な事業を追加・拡充する補正予算) ⑤第67号議案 令和7年度伊奈町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)→賛成多数で可決 令和7年度伊奈町の国民健康保険特別会計に約277万円(277万2千円)の増額補正を行うもの。(制度改正や実務対応に必要な経費と、還付金支出に備えるための補正予算) ⑥第68号議案 令和7年度伊奈町介護保険特別会計補正予算(第4号)→全会一致で可決 令和7年度伊奈町の介護保険特別会計に約323万円(323万円)の増額補正(補正後総額34億9,622万1千円)を行うもの。(介護認定体制の維持と在宅高齢者支援を強化するための補正予算) ⑦第69号議案 伊奈町乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例→賛成多数で可決 児童福祉法の改正を受け、伊奈町で実施する乳児等通園支援事業の設備・人員・運営の最低基準を定める条例(新制度を適正に運営するためのルール整備) ⑧第70号議案 伊奈町特定乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例→賛成多数で可決 子ども・子育て支援法の改正を受け、特定乳児等通園支援事業の運営ルールを定める条例(給付対象となる通園支援を適正に実施するための詳細な運営ルール整備) ⑨第71号議案 町道路線の認定について(開発行為)→全会一致で可決 開発行為により整備された道路を、新たに町道として認定する議案(新設された道路を正式な町道として管理するための手続き) ⑩第72号議案 町道路線の廃止について(払い下げ)→全会一致で可決 利用実態がなくなった町道を、町道として廃止(払い下げ)する議案(公共道路としての役割を終えた路線を整理する手続き) ⑪第73号議案 公の施設の指定管理者の指定について(伊奈町総合センター)→賛成多数で可決
伊奈町総合センター(老人福祉センター・コミュニティセンター・児童館)の指定管理者を決定する議案(総合センターの運営を民間共同体に委ねるための指定) ⑫第74号議案 公の施設の指定管理者の指定について(伊奈町立図書館)→全会一致で可決 伊奈町立図書館の指定管理者を決定する議案(町立図書館の運営を民間の専門事業者に任せるための指定) ⑬第75号議案 令和7年度伊奈町一般会計補正予算(第9号) →全会一致で可決 令和7年度伊奈町一般会計に、約1,290万円(1,289万6千円)の増額補正(補正後総額159億8,142万2千円)を行う議案(新庁舎建設を進めるための追加予算と財源調整)
⑭第76号議案 工事請負契約の締結について(志久駅エレベーター設置工事)→全会一致で可決 志久駅にエレベーターを新設する工事契約を締結する議案(入札が不調となった経緯や、JR関連資格が必要な特殊工事で施工可能な事業者が限られることから、随意契約)
●受付第1号 県民活動総合センターの存続を求める請願→賛成多数で可決(意見付) 反対者:冨井議員、栗原議員、武藤議員、高橋議員、戸張議員、木俣議員



