【令和8年6月定例会 一般質問①】 シルバー世代の活躍の場づくりについて
- 6月18日
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※本ページは、令和8年6月定例会で行った一般質問の記録です。 全3項目:①シルバー世代の活躍の場づくり(本ページ) / ②持続可能な財政運営 / ③南小学校通学路の交通安全対策 ※各項目ページへのリンクはページ末尾に掲載しています。 はじめに(このページの趣旨)
退職後も、これまでの知識や経験を生かして地域に貢献したい。そうした思いを持つ方の力を、町としてどう受け止め、具体的な活動につなげていくのかを伺いました。今回の質問は、単に学習支援を増やしてほしいというものではなく、地域にある知識・経験・意欲を町の力として生かす仕組みをつくれないか、という視点から行ったものです。
壇上からの質問
まず、シルバー世代の活躍の場づくりについて伺います。
この質問を取り上げるきっかけとなったのは、地域で支援活動に関わってくださっている方々との意見交換の場で伺った、一つの声であります。
元中学校の数学教員の方から、退職後であっても、自分の経験を生かして子どもたちの学習を支援し、町に貢献できるような活動ができないか、というお話を伺いました。
また、その方は一度、相談にも行かれたとのことでありますが、残念ながら、その思いが具体的な取組につながるような受け皿や仕組みには結び付かなかったとのことであります。
私は、この声を単なる個人の善意としてではなく、シルバー世代の知識、経験、意欲を地域で生かすための仕組みづくりという、重要な政策課題として捉える必要があると考えております。
これまでの高齢者施策は、支援を必要とする方をどう支えるかという視点が中心でありました。もちろん、その視点は今後も大切であります。しかし、これからは、シルバー世代を支えられる側としてだけではなく、地域を支える担い手として位置付け、その知識や経験を地域の中で生かす視点も必要であります。
退職された教職員であれば、基礎学力の定着や学習習慣づくりに力を発揮できます。また、企業経験者や専門職経験者であれば、仕事の意味や社会の仕組み、ものづくりなど、子どもたちが将来を考える機会を提供することもできます。
このような知識や経験は、本人にとっては社会参加や生きがいにつながり、子どもたちにとっては学びや体験の機会となり、地域にとっては世代間交流や地域力の向上につながるものと考えます。
今回の質問は、単に子どもの学習支援を増やしてほしいというものではありません。シルバー世代の知識や経験を地域の力として受け止め、子どもたちの学びや体験活動につなぐ仕組みをつくれないかという視点から伺うものであります。
行政がすべてを直接実施する必要はありません。しかし、その思いを受け止め、必要な場所へつなぐ橋渡し役を果たすことは、町として重要な役割であると考えます。そこで、要旨に入ります。
質問の要旨
要旨1 シルバー世代の知識や経験を地域で生かすことについて、町の認識を伺います。
要旨2 シルバー世代の活躍の場を創出するため、相談を受け止める仕組みの現状を伺います。
要旨3 教育委員会、福祉部門、社会福祉協議会、シルバー人材センター、地域団体等との連携の現状を伺います。
要旨4 シルバー世代の知識や経験を生かしたモデル的・試行的な取組を行う考えがあるのか伺います。
以上、町民の皆さまにも分かりやすいご答弁をお願いいたします。壇上からの質問を終了いたします。
町の答弁:健康福祉統括監
仲島議員のご質問の「1.シルバー世代の活躍の場づくりについて」につきまして、順次お答えを申し上げます。
(要旨1について) シルバー世代の皆様が、これまで培ってこられた知識や経験を地域の中で生かしていただくことは、地域の担い手として、高齢者の生きがいや社会参加につながるだけでなく、地域活動の活性化や世代間交流の促進にもつながる重要な取組であると認識しております。また、退職された教職員や専門的な経験を有する方々の知識や経験は、子どもたちの学びや地域活動においても貴重な地域資源であるとともに、地域の課題の解決にも期待できるものと考えておりますので、今後も、シルバー世代の社会参加や地域貢献につながる環境づくりに努めてまいります。
(要旨2・要旨3について/関連するため一括答弁) シルバー世代の活躍の場に関する相談につきましては、退職後も地域に貢献したい、これまで培ってきた知識や経験を生かしたいという思いを持つ方々がいらっしゃるものと認識しております。現在、専用の相談窓口やマッチング体制は整備されておりませんが、まずは、高齢者関連の相談窓口であるいきいき長寿課で相談を受け、その後、相談内容に応じて、関係部署や社会福祉協議会、シルバー人材センターなどの関係機関につなぎ、高齢者の社会参加や地域活動への案内を行うなど、それぞれの役割に応じた対応を行っているところでございます。
(要旨4について) シルバー世代の知識や経験を生かしたモデル的・試行的な取組につきましては、現時点では町独自で実施する考えはございませんが、これまで培ってこられた知識や経験を地域活動の中で生かしていただくことは、高齢者が生きがいを持ち、社会参加することにより、健康維持や介護予防などにもつながる有意義な取組であると認識しております。まずは、関係機関で実施しているボランティアや地域での居場所・シルバー人材センターなどの取組を有効活用していくとともに、先進自治体等の事例について調査・研究してまいります。
再質問 既存事業で生かす可能性と、相談者に示せる選択肢について
それでは、答弁を踏まえ、再質問いたします。まずは、資料①をご覧ください。

本町がホームページで発表している年齢別人口統計によると、令和7年4月末から令和8年4月末にかけて、総人口は114人減少している一方で、50代は227人、60代は164人増加しており、50代、60代を合わせると、この1年間で391人増加しています。
もちろん、この数字をもって、すべての方に地域活動を求める趣旨ではありません。しかし、人口全体が微減する中でも、今後退職期を迎える世代、また知識や経験を地域で生かし得る世代が、町内に一定の厚みをもって存在していることは確認できます。
一方で、地域のために力を貸したいという方がいても、どこに相談すればよいのか、相談後にどのような活動につながるのかが明確でなければ、その思いは生かされません。
答弁では、現時点で専用の相談窓口やマッチング体制は整備されていないものの、まずはいきいき長寿課で相談を受け、内容に応じて関係部署や関係機関につなぐとのことでありました。ここで大切なのは、相談を受けた事実をその場限りにしないことであります。
退職教員や専門的な経験を持つシルバー世代の方から、地域で知識や経験を生かしたいとの相談があった場合、関係機関を案内するだけでは、実際の活動に結び付かない可能性があります。
町独自の新たな制度を直ちに創設することが難しいとしても、既存の学習支援、地域活動、ボランティア活動などの中で、その知識や経験を生かせる場があるのかを、関係部署や関係機関と確認することはできるのではないかと考えます。そこで伺います。
【再質問】 相談を受けた後、単に関係機関を案内するだけでなく、いきいき長寿課を起点に、教育委員会、社会福祉協議会、シルバー人材センター、地域団体等と連携し、既存事業の中で生かせる可能性や課題を確認する考えがあるのか伺います。あわせて、相談者に示せる選択肢を整理していく考えがあるのか伺います。
【答弁:健康福祉統括監】 地域に貢献したい、これまで培ってきた知識や経験を生かしたいという相談があった場合には、相談を受け付けた所管課において、相談内容を丁寧に伺い、単に関係機関をご案内するだけでなく、相談内容に応じて関係課、関係機関、関係団体等と連携しながら、既存の事業や地域活動の中で生かせる可能性を確認してまいります。また、教育委員会、社会福祉協議会、シルバー人材センター、地域団体等とも協議し、具体的にどのような対応が可能か、どのような課題があるかを確認し、相談者に示せる選択肢を整理することにより、相談者に寄り添った迅速かつ丁寧な対応に努めてまいります。
【まとめの発言】 相談を単なる案内で終わらせず、関係課や関係機関と連携して可能性を確認していく方向性が示されました。この点は前向きに受け止めます。
地域に貢献したいという思いを、相談で終わらせず、実際の活動につなげることが大切です。退職後の知識や経験が地域の力として生かされるよう、相談者に示せる選択肢の整理と、関係機関との連携を進めていただくことを求めまして、大項目1の質問を終わります。
関連ページ
【令和8年6月定例会 一般質問②】持続可能な財政運営について https://x.gd/Cfr9d
【令和8年6月定例会 一般質問③】南小学校通学路の交通安全対策について https://x.gd/zkGzx
一般質問の全体像(目次ページ)https://x.gd/by4pM
仲島ゆうた|日本維新の会・伊奈町議会議員



