令和8年度予算要望書提出について
- n42yuta930
- 9月22日
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令和7年9月19日(金)、会派グループとして令和8年度予算要望書を大島町長に提出いたしました。
従来の予算要望書は、網羅的に多項目を列挙する傾向があり、結果として各項目の実現可能性が希薄になるという課題がありました。真に町民の皆様の切実な声を町政に反映させるためには、儀礼的な要望から脱却し、実効性のある政策提言を行う必要があります。
この認識のもと、会派内で徹底的な議論を重ね、伊奈町が直面する課題の中でも特に緊急性と重要性が高い3項目に絞り込んだ要望書を作成いたしました。
【重点要望事項】
①小中学校体育館へのエアコン設置について ②防犯カメラ設置及び防犯灯増設による安心・安全な地域環境の整備について ③街区公園等の適切な管理体制確立及び遊具の充実について
最重要課題:小中学校体育館へのエアコン設置
中でも「小中学校体育館へのエアコン設置」を最優先課題として位置づけました。
この件については、これまで「調査を実施し優先順位を検討する」との答弁が継続されておりますが、具体的な進展が見られないのが現状です。 一方で、子どもたちの教育環境は年々深刻化しており、特に今夏の記録的猛暑の中での体育授業は、 まさに児童・生徒の生命に関わる重大な問題となっています。
「町民の生命・財産を守る」は、伊奈町行政として最大の使命です。また、「子育て支援の充実」という政策からも、この問題への迅速な対応は不可欠です。
実際に、小針北小学校の保護者様から直接お聞きした現場の状況、そして児童からの生の声は、私たちの想像を超える厳しい実態を物語っています。教育を受ける権利、そして安全な環境で学ぶ権利を保障することは、行政の最も基本的な責務であると考えます。
継続課題:防犯対策の強化
また、防犯灯設置についても喫緊の課題として継続して取り組んでまいります。近年、伊奈町においても犯罪発生件数が増加傾向にあり、「安心して夜道を歩けない」という町民の皆様の不安の声が日増しに高まっています。安全・安心な地域社会の実現は、住民福祉向上の基盤となるものです。
重要課題:街区公園の管理体制強化と遊具の適正管理
街区公園等の管理については、現在の管理体制に根本的な見直しが必要な状況だと考えています。
特に深刻な問題となっているのが、雑草の繁茂に対する取り組み姿勢です。多くの街区公園において、定期的な除草作業が適切に実施されておらず、夏季には膝丈を超える雑草が繁茂している状況が散見されます。これにより、公園本来の機能が阻害されているだけでなく、不審者の潜伏場所となるリスクも高く犯罪に繋がる可能性もあります。
また、遊具の適正管理についても重大な課題があります。定期点検の実施状況や点検結果に基づく迅速な修繕・更新が十分に行われていない現状があり、子どもたちの安全確保に支障をきたしています。
遊具の充実という観点では、多様な年齢層の子どもたちが安全に楽しめる環境整備が不十分です。インクルーシブな公園づくりの推進や、地域特性を活かした特色ある遊具の設置など、子育て世代のニーズに応える施設整備が求められています。

これらの問題解決には、管理業務の委託体制見直し、点検・維持管理業務の標準化、そして計画的な 施設更新のための予算確保が不可欠です。街区公園は地域コミュニティの核となる重要な公共施設であり、適切な管理運営は住民の生活の質向上に直結する重要な行政サービスです。
これらの要望事項は、単なる政策提言ではなく、町民の皆様の日常生活に直結する切実な課題です。
一日も早い実現に向け、引き続き町政への働きかけを強化してまいります。 なお、今回要望書ベース作成を担当させていただきました。



