令和7年9月定例会一般質問・要旨
- n42yuta930
- 8月25日
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更新日:8月27日
会期予定については、伊奈町議会ホームページをご覧ください。
(伊奈町議会ホームページ https://inamachi.gsl-service.net/top/index.html)
テーマ:市街化調整区域における土地利用の実態と対策について
皆さまは「市街化調整区域」という言葉をご存じでしょうか。 市街化調整区域は、都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、国土の均衡ある発展と公共の福祉に寄与することを目的として、都市計画法によって定められた区域です。 本来は、農地や緑地といった貴重な土地を守るために存在しています。
しかし伊奈町では、資材置場や産業廃棄物の仮置場など、本来の趣旨とはかけ離れた利用が行われている場所が見受けられます。 これらは周辺住民の生活環境を損ない、安心して暮らせるまちづくりを阻害する深刻な問題です。さらに、伊奈氏屋敷跡をはじめとする文化財保護の観点からも不安が広がっています。
また、市街化調整区域の影響は町の南北格差を生み出し、南部地域に暮らす方からは「住みにくさ」を訴える声も増えています。
こうした現状を踏まえ、私は9月議会で以下の点について一般質問を行います。 一般質問の要旨概略は、7項目です。 1. 建設可能な建物について
町内の市街化調整区域において、どのような建物や施設が建設可能なのか、具体的に確認します。
2. 現状と土地活用の可能性について
市街化調整区域の現状をどのように把握しているのか、また今後どのような土地活用の可能性があるのかを伺います。
3.資材置場・産業廃棄物関連業者への対応について
町内で営業している資材置場や産業廃棄物関連業者に対し、環境保全や住民の安心・安全確保の観点から、町がどのような監視・指導・環境調査を行っているのか、その実態を確認します。
4. 届出状況の把握について
資材置場や廃棄物保管場所など屋外保管施設の件数や用途について、町は届出状況を把握しているのかを確認します。
5. 盛土規制法への対応について
町内における宅地造成や特定盛土等規制法(通称「盛土規制法」)に基づく許可対象事業場の設置について、町の把握状況を伺います。
6. 教育環境の確保について
学校教育法施行規則第1条に規定される「教育上適切な環境」を守るため、教育施設周辺での資材置場や産業廃棄物関連施設の設置に関して、町はどのような基準を設けているのかを問います。
7. 住民相談・対応体制について
土地利用によって町民の財産や生活環境が脅かされた場合、住民からの相談を受ける窓口や対応体制がどのように整っているのかを伺います。 再質問の視点
要旨からの答弁を受け、さらに次の点について深掘りする予定です。 (答弁を予想して準備しています。)
町の土地利用に関する管理体制の改善に向けた取り組み
住民の声に迅速かつ公平に対応できる仕組みの有無
将来的に市街化調整区域の指定や運用を見直す考えがあるのか
まちづくりは私たち全員のテーマです。
市街化調整区域は、一見すると専門的で分かりにくい制度かもしれません。 ですが、その影響は生活環境や安全、そして地域の未来に直結しています。
今回の一般質問を通じて、伊奈町の将来を見据えた土地利用の在り方を確認し、地域の安心と誇りを守るきっかけにしたいと考えています。
皆さまもぜひ一緒に、このテーマについて考えていただければ幸いです。